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9をめぐる

2024.05.18 Sat 「 [PR]
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2013.08.12 Mon 「 あだしのお仕事
ナマステ
三三三です。

シナリオ第3弾『化野原に寄りて在る』公開されました。
今回はちょっとシリアスというか、ホラーチックなシナリオになります。

しかし最近自分が書いたものなど読み返していると
あんまりシリアスに徹しきれていないことが多々ありまして。
そんな自分にちゃんとホラーしてるリアクションが書けるのか少々心配です……
寝子島には
なんだか見てるだけでギャグパートを書きたくなる人が多すぎると
思います(責任転嫁)

それでは皆さまのご参加お待ちしております。
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2013.08.06 Tue 「 野菜一日これ一本お仕事
ナマステ
お久しぶりのあんどおひふみです。
タイトルに意味はありません。

先日『奇店綺譚』のリアクションが公開されました。
予定日を大幅に過ぎての公開となり
大変申し訳ない思いです。
次はもう少し計画的にスケジュールを組みたいところですね。

次回のシナリオは
かねてより書きたいと思っていたシリアスものをやりたいなあと思ってます。
ギャグ補正のかからないシリアスものって
らっかみ!みたいなバトルメインではない世界観だと
結構やりにくいイメージはありますね。
特に負傷や死ぬほどの大怪我などについては
それを避けようとすると現実味が出ない部分も多々あるわけで。
難しいところだとは思います。

その辺りも含め
色々と精進しなければなりませんね。
頑張ります。


すいせい庵の最近の活動としては
7月28日に仙台・夢メッセみやぎで行われた「仙台コミケ210」に参加いたしました。
思った以上に東方サークルが少なく
頒布もはかばかしくはありませんでしたが
とても楽しい時間でした。
次は冬コミかしら……

物書きとして思うところは
やはり小説という形式はああいった露天形式の頒布には
非常に不適切であるなあといったところでしょうか。
たまたま挿絵を描いてもらえる状況にあるからこそ手にとってもらえてはいるけれども
ぱらぱらとめくっていて一番印象が強いのは
文章よりは挿絵でしょうね。
やはりイメージは強いです。
そういった面で
絵を描ける人間に対する憧れと嫉妬が止みません。

それに絵描きは会場でスケブ頼んでもらえるけど

ぼく超手持無沙汰じゃないですか!!

手持ちぶたさんですよ!!

そう騒いでいたら隣のサークルの人に
「じゃあ相方の描いたスケブの端に謎ポエムでも書きつけておけば良いよ」
と冗談半分に言われました。
こいつ天才か……!?
2013.07.03 Wed 「 塔 1習作
私が初めて殺めた人間は私の母親だったと記憶している。
それはちょうど今日から5475日前、私が生まれたその瞬間のことだった。私が生まれて初めて見た光景は私を抱き上げる母親らしき女性の頬笑みであり、二番目に見たのはその女性が私を抱いたまま事切れる様子だった。
 そんな生まれた瞬間の光景など覚えているはずがないと思われるかもしれないが、私は確信を持って覚えていると言える。なぜならそれが、私が唯一見た世界の光景だからだ。私が世界を失う前に魂に刻みつけた唯一の光景だからだ。
 私の瞳は呪われている。
 私はまばたきをひとつするだけで、その視界にあるすべての生き物の命を奪うことが出来る。
 『幽冥の暗渠<カメラオブスクラ>』と呼ばれた私を迎え入れたのは、その忌み名に相応しい明かり一つない部屋だった。光の中に生まれた私は闇の中で育ったのだ。
 人の身に生まれながら人とともに歩めぬ運命を負わされた私を、それでもこの集族<トライブ>の人間たちが殺さなかったのは何故なのか私には分からない。しかしただ闇の中飼われていただけであっても、今日まで命を奪わなかった彼等に私は感謝していた。
 生まれてから5475日。人間が太陽と季節を失う前の数え方をすれば丁度15年経った今日、私はひとりの成人として認められることになる。そして私はこの集族から去ることになる。5475日を迎えた人間は成人とみなされ、集族を構成する一員と認められる。
 それがしきたり。
 今まで存在自体を黙殺されてきた私ではあるが、集族の人間であることに変わりは無く、しきたりは守られねばならない。
 要するに、だ。
「ばけものを人間だと認めたくないだけなのだな」
 闇の中ぼそりと呟いた。
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